順位
比較
合計スコア
環境
人権・責任ある調達
スコアの概要
ゼネラルモーターズ(GM)は、2026年版のリーダーボードにおいて最も低調なパフォーマンスを示した企業の一つです。2025年にサステナビリティ報告書を公表しておらず、透明性と説明責任の面で大きく後退しています。その結果、年次での情報更新が求められる多くの評価指標でスコアを落としました。
こうした後退は特に残念です。というのも、同社は今回、「責任ある原材料に関する方針(Responsible Materials Policy)」を新たに公表し、新たなサステナビリティ要件を追加し「サプライヤー行動規範(Supplier Code of Conduct)を改訂したほか、「サプライチェーン・デュー・ディリジェンス方針(Supply Chain Due Diligence Policy)」を新たに公表するなど、ごく一部の分野では前進が見られたからです。しかし、こうした限定的な前進は後退によって相殺されるにとどまりませんでした。
結果的に、すべての評価区分でスコアが停滞または後退し、総合スコアは1ポイント低下しました。2026年版リーダーボードでスコアが低下した企業はわずか4社であり、GMはそのうちの1社です。これにより、ランキングも7位から10位に後退し、ヒョンデと吉利汽車(Geely)に追い抜かれました。人権部門では、GMは欧米の自動車メーカーの中で最もパフォーマンスが低い企業となっています。
主な評価結果
- 2025年にサステナビリティレポートを発行しなかった唯一の自動車メーカーである。
- 「責任ある原材料に関する方針(Responsible Materials Policy)」を新たに公表し、重要鉱物、天然ゴム、レザーに関する具体的な目標、戦略、サプライヤーへの期待を明示している。また、「サプライヤー行動規範(Supplier Code of Conduct)」を改訂し、生物多様性と森林破壊に関する要件を追加した。
- バッテリー・サプライチェーンにおける影響への対応状況を報告するためにレポートを発行すると「バッテリー・サプライチェーン・デュー・ディリジェンス方針(Batteries Supply Chain Due Diligence Policy)」で約束していたにもかかわらず、いまだ公表していない。
- ファースト・ムーバーズ・コアリション(FMC)の鉄鋼およびアルミニウムのセクターグループに参加しているが、この課題領域での具体的な進展はこれまで開示していない。
- サプライチェーン・デュー・ディリジェンスに関する新方針を公表し、リスク特定プロセスについて十分な情報を開示している。これには、プロセスを「継続的」に実施していることや、「リアルタイムで継続的な知見を提供する多様なツール」に依拠している点など、継続性に関する優良事例が含まれる。
- 特定された人権リスク、モニタリング活動に関する統計情報、苦情処理メカニズムの運用状況など、年次での情報・データの更新が求められる人権指標の多くで後退した。
- サプライチェーンのマッピングに関する活動について情報を一切開示していない数少ない企業の一つである。また、サプライチェーンで特定された製錬所・精製所のリストについても、2024年に開示を取りやめた。
- 先住民族の権利およびサプライチェーンにおける労働者の権利については、引き続き低調なパフォーマンスを示している。これらの課題領域でコミットメントを掲げているにもかかわらず、それが実際にどのように運用・徹底されているのかを示す具体的な証拠を開示していない。
スコア詳細
化石燃料を使用しない環境に配慮した持続可能なサプライチェーン
全般
鋼材
アルミニウム
バッテリー
年ごとに比較する
人権・責任ある調達
全般
移行鉱物
先住民の権利
労働者の権利
年ごとに比較する
私たちのビジョン
公正に
サプライチェーン全体にわたり、先住民、労働者、地域コミュニティの権利を尊重し、向上させながら製造される。
サステナブルに
サプライチェーン全体にわたり、環境の健全性と生物多様性を保護・回復すると同時に、効率的な資源利用およびリサイクル材料含有率の増加を通して一次資源の需要を削減しながら製造される。
化石燃料フリー
完全電動車として、化石燃料を使わないサプライチェーンによって製造される。