順位
7 of 18
比較
(8) in 2024
Total Score
Environment
人権・責任ある調達
* Automotive sales data from Marklines. All figures are cumulative annual values for the year 2024. The data covers passenger vehicles only.
スコアの概要
2025年版リーダーボードでは、パフォーマンスの改善は微々たるもので、総合スコアはわずか1ポイントの上昇、順位も8位から7位への上昇にとどまりました。
気候と環境部門のパフォーマンスは特に精彩を欠き、4つの区分全体を通じて、1つの指標でしかスコアを改善できませんでした。これは、13ポイントもスコアを改善した前年とは極めて対照的です。
人権についての同社のパフォーマンスは、進展と停滞が混在しているものの、全体的には残念な結果となりました。「全般」区分の指標では進展が見られたものの、この進展は移行鉱物に関する大幅なスコアの低下によって相殺され、先住民族の権利や労働者の権利については全く進展がありませんでした。人権ランキングは一つ上昇したものの、依然として米国企業の中で人権に関するパフォーマンスが最も低く、人権の総合スコアはフォードの半分で、テスラより21ポイント、ステランティスより6ポイント低くなっています。
主な評価結果
- ゴムのサプライチェーンについて、HCS(炭素貯留量の多い)森林およびHCV(保護価値の高い)森林からの調達をなくすというコミットメントを設定しているが、その達成に向けた進捗に関する情報は一切開示していない。
- 2022年に「ファースト・ムーバーズ・コアリション(FMC)」の鉄鋼・アルミニウムのグループに参加しているにもかかわらず、鋼材とアルミニウムのサプライチェーン脱炭素化に向けた進展を示す証拠は何も開示していない。
- 「化石燃料を使用しない環境に配慮した持続可能なバッテリー」の区分では、いずれの指標においてもスコアが改善しなかった。
- 人権デュー・ディリジェンスの方針とプロセスに関する透明性のレベルは維持、一部の分野では向上した結果、「全般」区分で8ポイントのスコア上昇を達成したことは重要である。
- 責任ある移行鉱物の調達に関するスコアが7ポイント低下した。これは主に製錬所・精製所に関する情報開示を縮小したことによるもので、サプライチェーンのSoR(製錬所・精製所)リストの公表を取りやめたことなどである。
- サプライヤーに対して、先住民族と労働者の権利を尊重するよう求めるコミットメントを掲げているものの、これらのコミットメントが実際に運用され、確実に実施されていることを示す十分な情報を開示しておらず、一部の場合にはまったく開示していない。
スコア詳細
化石燃料フリー・環境
全般
鋼材アルミニウム
アルミニウム
バッテリー
Compare by year
リーダーボードでは、自動車メーカーの気候変動に関するロビー活動の方針と実行についてInfluenceMapが行った評価に照らし合わせて、このセクションでの自動車メーカーの総合スコアを調整する加重が用いられています。
人権・責任ある調達
全般
労働者の権利
Indigenous' Rights
Workers' Rights
Compare by year
私たちのビジョン
未来は、すべての自動車が次のような形で製造される自動車産業
公正に
サプライチェーン全体にわたり、先住民、労働者、地域コミュニティの権利を尊重し、向上させながら製造される。
サステナブルに
サプライチェーン全体にわたり、環境の健全性と生物多様性を保護・回復すると同時に、効率的な資源利用およびリサイクル材料含有率の増加を通して一次資源の需要を削減しながら製造される。
化石燃料フリー
完全電動車として、化石燃料を使わないサプライチェーンによって製造される。