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私たちのビジョン

未来は、すべての自動車が次のような形で製造される自動車産業

公正に

サプライチェーン全体にわたり、先住民、労働者、地域コミュニティの権利を尊重し、向上させながら製造される。

サステナブルに

サプライチェーン全体にわたり、環境の健全性と生物多様性を保護・回復すると同時に、効率的な資源利用およびリサイクル材料含有率の増加を通して一次資源の需要を削減しながら製造される。

化石燃料フリー

完全電動車として、化石燃料を使わないサプライチェーンによって製造される。

この先進むべき道

化石燃料を使わない公正でサステナブルなサプライチェーンの構築に向けて、自動車メーカーに求められるアクション

  • 信頼できる目標と方針を公約し、実施する。

    自社の事業活動ならびに採掘段階まで含めたサプライチェーンの全体にわたり、化石燃料、環境破壊、人権侵害を排除するために、確固たる目標、方針および是正措置の仕組みについて公約し、これを実施すること。その際、鉄鋼、アルミニウム、バッテリーについて優先的に取り組むこと。これらの取り組みは、遅くとも2030年を期限とする短期目標を伴う信頼できる1.5℃排出経路に沿い、国際的な環境基準や人権基準にも沿うものでなければならず、包括的な実施計画を有する必要があります。

  • 自社の進捗ならびにサプライチェーンのリスクと影響について開示する。

    少なくとも年一回、こうした目標に向けた自社の進捗について、ならびに自社サプライチェーンとその気候、環境、人権に関するリスクと影響、およびそれらを特定、緩和、是正するために講じた対策について、開示すること。

  • グローバルサプライチェーンの移行に向けて自社の影響力を活用する。

    化石燃料を使わない、環境面でもサステナブルなグローバルサプライチェーン(採掘から製造まで)への公正な移行を加速させるために、自社の影響力と購買力を活用すること。これには、サプライヤーと事前購入契約を結ぶ、リサイクルや効率的な資源利用に投資する、人権デュー・ディリジェンス、先住民族の自由で事前の情報に基づく合意(FPIC)、環境管理、労働者の権利に適用される契約上の拘束力のある基準をサプライヤーに順守させる、サプライチェーンに対するグリーバンスメカニズム(苦情処理メカニズム)や是正措置の仕組みを構築する、などが含まれます。

  • 公正な移行を進めるためにサプライチェーンのステークホルダーと協力する。

    自動車産業とそのサプライチェーンの全体について一層厳格な基準や政策、法規制、透明性を提唱して、サプライチェーンのライツホルダー(地域コミュニティ、労働者、先住民族、およびこれらの選ばれた代表者など)や、市民社会、マルチステークホルダー(複数の利害関係者による)・イニシアティブ、政府と積極的に関係性を築き、協力し、公正な移行を進めること。