順位
比較
合計スコア
環境
人権・責任ある調達
スコアの概要
吉利汽車(Geely)は、3年連続でリーダーボードで最大級のスコアアップを達成しました。その結果、今回の総合ランキングでは11位から8位へと順位を3つ上げ、中国の自動車メーカーとして初めてトップ10入りを果たしました。東アジアの自動車メーカーの中で最高スコアを獲得しており、同業他社に追いつくよう奮起を促す存在となっています。さらにGeelyのパフォーマンスは今回、GMやステランティスを大きく上回っています。
気候と環境部門では、バッテリーの循環利用に関してスコアが大きく改善し、この課題領域でのパフォーマンスを評価するすべての指標でスコアを伸ばしました。また、特定の車両モデルにおける低炭素型(低排出)の鋼材およびアルミニウムの使用量を開示している数少ない企業の一つでもあります。鋼材およびアルミニウムの循環利用に関するこれらの取り組み基盤に、今後は一次鋼材・一次アルミニウムについても、より低排出の材料を使用することが求められます。具体的には、公式な方針を示すとともにその取り組みに特化した調達戦略の策定が求められます。
人権部門では、「先住民族の権利」区分を除くすべての区分でパフォーマンスが改善しました。これにより、人権ランキングは12位から11位へと上昇しています。特に「全般」および「サプライチェーンにおける労働者の権利」の区分では、改善の伸びが際立っていました。「全般」区分では、わずか2年で34ポイントという、素晴らしい進展を示しています。これらの多くは透明性の向上によるものであり、一部の同業他社を大きく上回るペースとなった進展が多くあります。
こうした顕著な前進が見られるにもかかわらず、人権部門の総合スコアは24%にとどまっており、今後も継続的かつ迅速な改善を図る余地は十分に残されています。
主な評価結果
- 森林破壊と原材料サプライチェーンの持続可能性に関して、自社のコミットメントとサプライヤーに対する要件を明確にした新たな方針を公表している。
- グループ全体および一部の子会社・ブランドについて、具体的な期限を設けた二酸化炭素排出削減目標を設定している。また、新エネルギー車(NEV)の駆動用バッテリーについては2025年までに二酸化炭素排出量を25%削減するという目標を掲げているが、鋼材・アルミニウムのサプライチェーンの脱炭素化には同等の目標を設定していない。
- 紛争鉱物にとどまらず、高リスクの重要原材料を対象とする「持続可能な原材料に関する方針(Sustainable Raw Materials Policy)」を新たに公表した。 一方で、他の自動車メーカーとは異なり、人権および環境領域のデュー・ディリジェンスの取り組みに関する原材料ごとの情報開示は行っていな
- バッテリーの循環利用において最もパフォーマンスの高い企業の一つであり、循環利用およびライフサイクル全体での排出量管理について詳細な戦略と進捗報告を開示している。この開示は、企業レベル(バッテリーの研究開発、調達、使用、リサイクル、生産、スクラップ、解体・再資源化を含む)とバッテリー子会社VREMTレベルの両方で実施している。
- 人権および労働者の権利を尊重することを表明した「人権方針声明(Human Rights Policy Statement)」を新たに公表している。
- 一次サプライヤーにとどまらない、人権リスクの特定・評価に関する強固なプロセスを有しており、特定された顕著な人権リスクを明示している。さらに、新規サプライヤー候補について、リスクスクリーニングに基づく評価データおよびその結果を開示している唯一の企業でもある。
- 自社の顕著な人権課題の最終リストについて、サプライヤーの従業員および労働者代表と協議を行っている自動車メーカーは4社のみであり、同社はそのうちの1社である。
スコア詳細
化石燃料を使用しない環境に配慮した持続可能なサプライチェーン
全般
鋼材
アルミニウム
バッテリー
年ごとに比較する
人権・責任ある調達
全般
移行鉱物
先住民の権利
労働者の権利
年ごとに比較する
私たちのビジョン
公正に
サプライチェーン全体にわたり、先住民、労働者、地域コミュニティの権利を尊重し、向上させながら製造される。
サステナブルに
サプライチェーン全体にわたり、環境の健全性と生物多様性を保護・回復すると同時に、効率的な資源利用およびリサイクル材料含有率の増加を通して一次資源の需要を削減しながら製造される。
化石燃料フリー
完全電動車として、化石燃料を使わないサプライチェーンによって製造される。