順位
17 of 18
比較
(16) in 2023
EV販売台数の割合(%)
61%*
総合スコア
Total Score
気候と環境
人権・責任ある調達
出典:EV-Volumes OEM Share tracker. 数値はすべて年間値です、2023年中に、中国、韓国、日本、米国、カナダにおける乗用車の販売を対象としたデータです。
スコアの概要
GACが急速にEV生産を増加させているのはすばらしいことですが、クリーンで責任あるサプライチェーンの構築に向けた開示、コミットメント、行動の不足のため、同社はスコアボードの最下位に近い位置にとどまっています。同社は、新しいLFPバッテリー(リン酸鉄リチウムイオン電池)を市場投入し、大量にエネルギーを使用する鉱物への依存を軽減することで、バッテリーに関して一定の進展を見せています。また、サプライヤーのデュー・ディリジェンスに関しても、いくつかの最低限の活動を初めて開示しました。しかし、これと比肩するような、自社サプライチェーンから化石燃料、環境破壊、人権侵害を排除するための活動は行っていません。
主な評価結果
- EVへの移行を先導する企業の一つであり、今やバッテリー式電気自動車(BEV)が総販売台数の60%を占める。
- サプライチェーンを対象に含む2050年ネットゼロ排出目標はあるが、中間目標はなく、この目標の達成に向けて実施しているサプライチェーンに対する取り組みについては、ほとんど情報を開示していない。
- ニッケルやコバルトを使用しない新たなLFPバッテリーを市場に投入した。
- サプライヤーが社会的リスクについて監査を受けているという証拠を、不十分ながら提示するようになったものの、こうした評価の内容や範囲についての詳細はほとんど提示していない。また、サプライチェーンのデュー・ディリジェンスに関連するその他の指標のスコアはすべて0%である。
スコア詳細
化石燃料フリー・環境
リーダーボードでは、自動車メーカーの気候変動に関するロビー活動の方針と実行についてInfluenceMapが行った評価に照らし合わせて、このセクションでの自動車メーカーの総合スコアを調整する加重が用いられています。
人権・責任ある調達
私たちのビジョン
未来は、すべての自動車が次のような形で製造される自動車産業
公正に
サプライチェーン全体にわたり、先住民、労働者、地域コミュニティの権利を尊重し、向上させながら製造される。
サステナブルに
サプライチェーン全体にわたり、環境の健全性と生物多様性を保護・回復すると同時に、効率的な資源利用およびリサイクル材料含有率の増加を通して一次資源の需要を削減しながら製造される。
化石燃料フリー
完全電動車として、化石燃料を使わないサプライチェーンによって製造される。