順位
比較
合計スコア
環境
人権・責任ある調達
スコアの概要
総合的に見ると、広州汽車(GAC)は2026年版リーダーボードでごく限定的な改善にとどまりました。クリーンで公正なサプライチェーンを確保するための初期的なコミットメントを採択することや、そうした取り組みについての基本的な情報を開示することが、依然として十分にできていません。その結果、リーダーボードのランキングでは引き続き下位にとどまっています。
「化石燃料を使用しない環境に配慮した持続可能なサプライチェーン」部門では、前回見られた勢いを維持できず、順位を1つ下げて17位となりました。それでも、気候と環境の「全般」区分では、温室効果ガスの排出削減やその他の環境影響への要件遵守について、サプライヤーのモニタリング方法に関する情報開示を拡充したことで、スコアが改善しました。しかし、「鋼材」と「アルミニウム」の区分のスコアは依然として0%にとどまっており、「アルミニウム」区分でスコアが0%なのは同社を含めわずか3社です。
「人権・責任ある調達」部門でもパフォーマンスは低調でした。リーダーボードの人権ランキングでは下から2番目に位置しているにもかかわらず、サプライチェーンにおけるデュー・ディリジェンスや責任ある調達に関するパフォーマンスを改善する上で最低限の対応すら行っていません。
評価全般にわたって進展が見られなかったのは、残念なことです。とりわけ、サプライチェーンの脱炭素化とデュー・ディリジェンスにおいてはるかに速い進展を示している中国の同業他社、比亜迪(BYD)や吉利汽車(Geely)の実績と比べると、なおさらです。今回、BYDとGeelyのスコアはそれぞれGACの3倍と7倍となっています。人権についてはさらに顕著な差があり、BYDとGeelyのスコアはそれぞれGACの8倍と12倍となっています
主な評価結果
- 2050年ネットゼロ目標を掲げているが、サプライチェーンに関するグループ全体の中間目標がなく、サプライヤーに独自の排出削減目標を設定するよう求めてもいない。
- 調達プロセスで低炭素型(低排出)の原材料の選択を優先するという方針を打ち出したが、鋼材、アルミニウム、バッテリーのサプライチェーンの脱炭素化に関する具体的な要件や実際の取り組みについては詳細を開示していない。
- 自社内でバッテリーを研究開発・生産する体制を確立しているにもかかわらず、EVバッテリーのリサイクル性向上のための取り組みについては一切公表していない。
- 独立した人権方針をいまだ策定しておらず、人権尊重に関するその他の正式なコミットメントも表明していない。同社はサプライヤー管理に関する複数の社内規程に言及しているものの、サプライヤーに求める要件や期待事項を分かりやすく説明する文書を公表していない。
- ESGに関する影響について、サプライヤーのモニタリングに関する一部の情報を引き続き開示している。GACは、こうした初期的な取り組みを足がかりとして、人権および人権デュー・ディリジェンスに関する取り組みと情報開示の拡充を目指す必要がある。
スコア詳細
化石燃料を使用しない環境に配慮した持続可能なサプライチェーン
全般
鋼材
アルミニウム
バッテリー
年ごとに比較する
人権・責任ある調達
全般
移行鉱物
先住民の権利
労働者の権利
年ごとに比較する
私たちのビジョン
公正に
サプライチェーン全体にわたり、先住民、労働者、地域コミュニティの権利を尊重し、向上させながら製造される。
サステナブルに
サプライチェーン全体にわたり、環境の健全性と生物多様性を保護・回復すると同時に、効率的な資源利用およびリサイクル材料含有率の増加を通して一次資源の需要を削減しながら製造される。
化石燃料フリー
完全電動車として、化石燃料を使わないサプライチェーンによって製造される。