順位
比較
合計スコア
環境
人権・責任ある調達
スコアの概要
フォードは引き続きリーダーボードで最も優れたパフォーマンスを示す企業の一つであり、テスラに次いで総合2位を維持しています。しかしながら、主導的な地位を維持しているにもかかわらず、総合スコアの上昇は今回わずか2ポイントにとどまりました。その結果、ボルボとの差は1%未満となり、テスラとの差は昨年版よりもさらに広がっています。
2026年版の分析では、気候と環境部門でトップクラスのパフォーマンスを示しており、メルセデス・ベンツを抜いて3位に浮上しました。特に注目すべきは、サプライチェーンの排出削減目標を設定したことです。また、「バッテリー」区分では顕著なスコアの伸びが見られました。これは、欧州向けEVモデルの「エクスプローラー」と「カプリ」について、バッテリーのサプライチェーン排出量を細分化して示した新たなライフサイクルアセスメント(LCA)を公表したことによるものです。この区分のバッテリー用鉱物のデュー・ディリジェンスに関する指標でも、最も優れたパフォーマンスを示す企業の一つです。
気候と環境部門での高い評価は、人権部門における不十分なパフォーマンスによって相殺される結果となりました。人権部門では引き続き首位を維持しており、今回の評価では「全般」と「先住民族の権利」の区分でスコアを伸ばしました。一方で、「サプライチェーンにおける労働者の権利」区分では低評価のままで、「鉱物の責任ある調達」区分では19ポイント低下しました。これにより、人権部門の総合スコアは3ポイント後退しました。フォードが方針を変えない限り、首位の座を明け渡すのは時間の問題です。
主な評価結果
- 2030年までに上流のサプライチェーンにおける排出量を25%削減するという新たな目標を設定した。
- 「バッテリー」区分のスコアは10ポイント上昇した。これは、バッテリー関連のサプライチェーンの排出量を車両レベルで細分化して開示を始めたこと、およびリチウムとニッケルのサプライチェーンに関する環境デュー・ディリジェンスについて、より具体的な情報を開示したことによるものである。
- ファースト・ムーバーズ・コアリション(FMC)の枠組みで、ニア・ゼロエミッションの鋼材およびアルミニウムの調達に関する目標を設定しているにもかかわらず、鋼材とアルミニウムに関する各指標では改善が見られなかった。
- 評価対象企業の中で唯一、サプライヤーにおける不適合の件数およびその割合について、種類や深刻度の詳細を含めて開示している。一方で、過去数年とは異なり、是正措置計画の要求件数や、不遵守を理由とした契約解除の有無については開示していない。
- リーダーボードの中で唯一、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」が定める実効性基準に照らして苦情処理メカニズムを評価しており、救済措置の決定におけるライツホルダーの参加について説明しているわずか2社のうちの1社である。
- かつて業界屈指の優良事例を示していた鉱物別の苦情処理メカニズムを廃止したことで、「鉱物の責任ある調達」区分ではスコアを落とした。一方で、3TG(すず、タンタル、タングステン、金)の製錬所・精製所に関する開示や、責任ある鉱業保証のためのイニシアチブ(IRMA)の監査、製錬所・精製所との直接的なエンゲージメントなど、鉱物の責任ある調達に関する他の課題領域では依然として優れた取り組みを示している。
- 依然として、「先住民族の権利に関する国連宣言(UNDRIP)」および「自由意思による、事前の、十分な情報に基づく同意(FPIC)」の尊重を全面的に約束している唯一の企業であり、サプライヤーに対しても例外なく同様の要件を定めている。加えて、鉱業サプライヤーによるFPICの確保に向けた手順と、FPIC違反が判明した場合の対応についても開示しており、これを行っているのは同社のみである。
- 生活賃金の支払いを約束し、サプライヤーにも生活賃金の支払いを義務付けているわずか3社のうちの1社である。
スコア詳細
化石燃料を使用しない環境に配慮した持続可能なサプライチェーン
全般
鋼材
アルミニウム
バッテリー
年ごとに比較する
人権・責任ある調達
全般
移行鉱物
先住民の権利
労働者の権利
年ごとに比較する
私たちのビジョン
公正に
サプライチェーン全体にわたり、先住民、労働者、地域コミュニティの権利を尊重し、向上させながら製造される。
サステナブルに
サプライチェーン全体にわたり、環境の健全性と生物多様性を保護・回復すると同時に、効率的な資源利用およびリサイクル材料含有率の増加を通して一次資源の需要を削減しながら製造される。
化石燃料フリー
完全電動車として、化石燃料を使わないサプライチェーンによって製造される。