順位
5 of 18
比較
(5) in 2023
EV販売台数の割合(%)
7%*
総合スコア
Total Score
気候と環境
人権・責任ある調達
出典:EV-Volumes OEM Share tracker. 数値はすべて年間値です、2023年中に、中国、韓国、日本、米国、カナダにおける乗用車の販売を対象としたデータです。
スコアの概要
ステランティスは気候と環境のパフォーマンスが振るいませんでした。自社の自動車に使われる鋼材とアルミニウムの脱炭素化に向けた取り組みがほとんど行われていないことや、気候政策に反対するロビー活動に関するInfluenceMapの評価が低いことから、総合スコアはさらに下がっています。
人権については、はるかに優れたパフォーマンスを示しており、サプライチェーン全体のデュー・ディリジェンス方針および対策を検討する「全般」区分では特に、評価対象となった自動車メーカー18社の中で最高スコアを獲得しました。
主な評価結果
- サプライチェーンのスコープ3排出量を開示しており、現在、2030年までにバッテリー式電気自動車(BEV)1台あたりのサプライチェーン排出量を40%削減し、2038年までにバリューチェーン全体でネットゼロを達成する目標を設定している。
- 化石燃料を使わず環境に配慮したサステナブルな鋼材およびアルミニウムについては、欧州および米国の自動車メーカーの中で最もスコアが低く、2023年にはこれらのサプライチェーンに関する進展はみられなかった。
- バッテリーに関するスコアが伸びたのは、リサイクル・プロセスやCO2排出量の多い鉱物の使用を減らすバッテリー用化学物質への投資のほか、リチウムとニッケルの採掘に伴うカーボンフットプリントを削減するためにこれらの鉱物サプライヤーと契約を締結したことに起因する。
- 人権の「全般」区分では76%という最も優れたスコアを獲得している。これは、人権侵害を防止・軽減し、人権侵害の可能性がある場合にはサプライヤーに説明責任を問う強力な対策によるものである。
- しかしながら、労働者の権利と移行鉱物の責任ある調達では複数の同業他社に後れをとっている。
- 自社のサプライチェーンにおける先住民族の権利が確実に尊重されるための取り組みについては、引き続きスコアは0%であった。
スコア詳細
化石燃料フリー・環境
リーダーボードでは、自動車メーカーの気候変動に関するロビー活動の方針と実行についてInfluenceMapが行った評価に照らし合わせて、このセクションでの自動車メーカーの総合スコアを調整する加重が用いられています。
人権・責任ある調達
私たちのビジョン
未来は、すべての自動車が次のような形で製造される自動車産業
公正に
サプライチェーン全体にわたり、先住民、労働者、地域コミュニティの権利を尊重し、向上させながら製造される。
サステナブルに
サプライチェーン全体にわたり、環境の健全性と生物多様性を保護・回復すると同時に、効率的な資源利用およびリサイクル材料含有率の増加を通して一次資源の需要を削減しながら製造される。
化石燃料フリー
完全電動車として、化石燃料を使わないサプライチェーンによって製造される。