順位
6 of 18
比較
(4) in 2023
EV販売台数の割合(%)
10%*
総合スコア
Total Score
気候と環境
人権・責任ある調達
出典:EV-Volumes OEM Share tracker. 数値はすべて年間値です、2023年中に、中国、韓国、日本、米国、カナダにおける乗用車の販売を対象としたデータです。
スコアの概要
フォルクスワーゲンは、初版のスコアボードで比較的優れたパフォーマンスを上げたものの、第2版では総合スコアが改善しなかった唯一の自動車メーカーとなりました。バッテリーリサイクルと低排出鋼の事前購入契約については一定の進捗がありましたが、鉱物のサプライチェーンに関する透明性のレベルが後退したことにより相殺されました。進捗がなかったことで、同社はスコアボードの順位を4位から6位に落としました。
主な評価結果
- 2030年および2050年のスコープ3のサプライチェーン排出削減目標を開示している。
- 鋼材とアルミニウムの脱炭素化については、進捗が不十分だった。その理由として、材料別の目標を掲げていないことや、主要なマルチステークホルダー(複数の関係者による)・イニシアティブに参加していないことが挙げられる。
- ザルツギッターAGとの間で締結した2025年末からの低排出鋼の生産に関する新しい契約と、バッテリーリサイクル企業のユミコアと協力して鉱物を回収する新規合弁事業について開示している。
- 人権デュー・ディリジェンスと責任ある鉱物調達については堅実なプロセスを開発しているが、十分ではない。
- 自社の鉱物サプライチェーンについては、生産国または国別リスクを開示しなくなった。
- いまだに先住民族の権利に対するコミットメントはなく、自社のサプライチェーン全体で労働者の権利を確実に尊重する方針は十分ではない。
スコア詳細
化石燃料フリー・環境
リーダーボードでは、自動車メーカーの気候変動に関するロビー活動の方針と実行についてInfluenceMapが行った評価に照らし合わせて、このセクションでの自動車メーカーの総合スコアを調整する加重が用いられています。
人権・責任ある調達
私たちのビジョン
未来は、すべての自動車が次のような形で製造される自動車産業
公正に
サプライチェーン全体にわたり、先住民、労働者、地域コミュニティの権利を尊重し、向上させながら製造される。
サステナブルに
サプライチェーン全体にわたり、環境の健全性と生物多様性を保護・回復すると同時に、効率的な資源利用およびリサイクル材料含有率の増加を通して一次資源の需要を削減しながら製造される。
化石燃料フリー
完全電動車として、化石燃料を使わないサプライチェーンによって製造される。