順位
15 of 18
比較
(12) in 2023
EV販売台数の割合(%)
1%*
総合スコア
Total Score
気候と環境
人権・責任ある調達
出典:EV-Volumes OEM Share tracker. 数値はすべて年間値です、2023年中に、中国、韓国、日本、米国、カナダにおける乗用車の販売を対象としたデータです。
スコアの概要
第2版のスコアボードは、自動車産業の中で気候変動への対策が最も遅れているというトヨタ自動車(以下、トヨタ)の評判をさらに確固たるものとしました。トヨタは、総販売台数に占めるバッテリー式電気自動車(BEV)の割合が引き続きわずか1%にとどまったほか、InfluenceMapから自動車産業で最下位の評価を受けた気候政策に反対するロビー活動に関するパフォーマンスも改善しなかったため、スコアボードの気候と環境のスコアはわずか5%となりました。トヨタは方針を速やかに変更する必要があります。さもなければ、同業他社がよりクリーンな未来に向けて突き進む中、徐々に取り残されるおそれがあります。
主な評価結果
- スコープ3のサプライチェーン排出量を開示しており、ライフサイクル全体の排出量削減に向けた2050年目標を設定している。
- 鋼材とアルミニウムの全指標で獲得したスコアは0%、バッテリーのサプライチェーンの指標ではわずか4%にとどまっており、これらのサプライチェーンからの排出量とその他の環境影響について全く削減が進んでいないことが見て取れる。
- 国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」に対する基本的なコミットメントを示しており、サプライヤーに対して、人権に関する要件を各自のサプライヤーに適用するよう求めている。しかし、そのコミットメントを実現するための具体策については、いまだに明白な証拠を示していない。
- 移行鉱物の責任ある調達、先住民族の権利、労働者の権利に関する指標では、スコアが10%に届かず、これらの問題に対する基本的なコミットメントさえない。
スコア詳細
化石燃料フリー・環境
リーダーボードでは、自動車メーカーの気候変動に関するロビー活動の方針と実行についてInfluenceMapが行った評価に照らし合わせて、このセクションでの自動車メーカーの総合スコアを調整する加重が用いられています。
人権・責任ある調達
私たちのビジョン
未来は、すべての自動車が次のような形で製造される自動車産業
公正に
サプライチェーン全体にわたり、先住民、労働者、地域コミュニティの権利を尊重し、向上させながら製造される。
サステナブルに
サプライチェーン全体にわたり、環境の健全性と生物多様性を保護・回復すると同時に、効率的な資源利用およびリサイクル材料含有率の増加を通して一次資源の需要を削減しながら製造される。
化石燃料フリー
完全電動車として、化石燃料を使わないサプライチェーンによって製造される。