順位
比較
合計スコア
環境
人権・責任ある調達
スコアの概要
テスラは2年連続でリーダーボード首位を維持しています。総合スコアが6ポイント上昇した結果、2位のフォードとの差は、2025年版の1ポイント未満から2026年版では4ポイント超へと拡大しました。
今回の改善は気候と環境部門で特に顕著で、同部門の総合スコアは9ポイント上昇しました。4つの区分のうち3つで改善が見られ、特に「アルミニウム」と「バッテリー」の区分で大きな進展がありました。
しかし、鋼材の脱炭素化に関しては引き続き多くの同業他社に遅れをとっており、バッテリーの循環利用の取り組みについて、より包括的で詳細な情報を提供することで、「バッテリー」区分のスコアをさらに向上させることができます。
人権部門でのパフォーマンスはばらつきがあり、テスラは人権関連の全区分において引き続きフォードを下回っています。一方で、「サプライチェーンにおける労働者の権利」の区分では13ポイントの顕著な改善を達成しました。これは、自動車メーカーとして初めて、サプライチェーンで権利侵害を受けた労働者に対して提供した救済措置の具体例を開示したことによるものです。もっともこうした進展は、自社事業における労働者の権利に関する問題のある実績とは、著しい対照をなしています。 その他の人権区分では今回、スコアは横ばいにとどまり、人権部門全体としての改善幅は3ポイントにとどまりました。これは、一部の競合他社と比べるとかなり控えめな改善です。
主な評価結果
- 鋼材、アルミニウム、バッテリーの各サプライチェーンからのスコープ3排出量を細分化して開示している唯一の自動車メーカーである。また、バッテリーセルの製造時や主要材料ごとの排出量に加え、排出量データにおける一次データの比率を開示するなど、バッテリーのサプライチェーンに関する情報開示を引き続き改善している。こうした取り組みにより、同業他社にとっての優良事例の新たな基準を示している。
- サプライヤーに対する排出要件を強化し、排出量モニタリング計画書または独立した第三者による検証を受けた製品ライフサイクルアセスメント(LCA)のいずれかを必須としている。
- 北米において、排出原単位が2kgCO2e/kg未満の低炭素(低排出)アルミニウムの調達に関する新たな契約を締結した。一方、鋼材の脱炭素化では同様の進展が見られず、この分野のスコアは著しく低い。
- バッテリー用鉱物に関する環境デュー・ディリジェンスの指標において、最も高いパフォーマンスを示す企業の一つであり、ニッケル、リチウム、コバルトの各サプライチェーンに関して、特定されたリスクおよび措置の実施について詳細な情報を開示している。ただし、低炭素型(低排出)のバッテリー用鉱物の調達については、他社と比べて進展が小さい。
- 特定された人権リスクについては、引き続き最も透明性の高い企業の一つであり、紛争鉱物や移行鉱物を含め、十分な説明を行っている。
- 契約締結前に評価したサプライヤーの数や、確認された不適合の件数、監査を実施したサプライヤーの数など、デュー・ディリジェンスの取り組みの規模を示すデータについては、依然として開示していない。
- サプライチェーンマッピングの結果について詳細な情報を開示している唯一の企業であり、鉱物の直接調達契約について十分な説明を行っている数少ない2社のうちの1社である。
- 人権方針において「先住民族の権利に関する国連宣言(UNDRIP)」への明示的なコミットメントを新たに示したが、「自由意思による、事前の、十分な情報に基づく同意(FPIC)」については、依然として同様のコミットメントを明示していない。
- サプライチェーンでの労働者の権利侵害に対して提供した救済措置の具体例を開示している唯一の企業である一方で、労働協約を締結していないわずか4社のうちの1社である(米国ではテスラのみ)。
スコア詳細
化石燃料を使用しない環境に配慮した持続可能なサプライチェーン
全般
鋼材
アルミニウム
バッテリー
年ごとに比較する
人権・責任ある調達
全般
移行鉱物
先住民の権利
労働者の権利
年ごとに比較する
私たちのビジョン
公正に
サプライチェーン全体にわたり、先住民、労働者、地域コミュニティの権利を尊重し、向上させながら製造される。
サステナブルに
サプライチェーン全体にわたり、環境の健全性と生物多様性を保護・回復すると同時に、効率的な資源利用およびリサイクル材料含有率の増加を通して一次資源の需要を削減しながら製造される。
化石燃料フリー
完全電動車として、化石燃料を使わないサプライチェーンによって製造される。