順位
比較
合計スコア
環境
人権・責任ある調達
スコアの概要
ルノーは2026年版リーダーボードで最も優れたパフォーマンスを示した企業の一つであり、8つの区分のうち7つでスコアが改善し、総合スコアを9ポイント伸ばしました。吉利汽車(Geely)および比亜迪(BYD)と並んで今回最も改善した企業となり、総合ランキングでは8位から7位に上昇しました。この改善ペースが続けば、上位にいる欧米の競合他社数社を近いうちに追い抜く可能性があります。
気候と環境部門では、GeelyとBMWがより速いペースで改善を進めた結果、2026年版ではルノーはこの2社に追い抜かれ、8位に後退しました。「化石燃料を使用しない環境に配慮した持続可能なバッテリー」の区分では引き続きトップ3を維持しており、特にバッテリーの循環利用に関しては業界をリードしていますが、鋼材およびアルミニウムの循環利用については、残念ながら同様の成果を上げていません。
これに対し、人権部門ではより顕著な進展を遂げました。総合スコアを12ポイント伸ばし、この部門で群を抜いて最大の改善を示しています。さらに、人権の各区分で順位を上げ、今回「先住民族の権利」と「労働者の権利」の区分ではトップ5に入りました。
総合的に見ると、人権ランキングでは順位を4つ上げ、現在は6位につけています。ボルボとステランティスを追い抜き、ルノーは今や欧州勢で遅れを取る企業ではなくなりました。一方で、人権分野の総合スコアは35%にとどまっており、まだ道半ばの状況です。
主な評価結果
- 「サプライヤー行動規範(Supplier Code of Conduct)」を新たに公表し、すべての人権の尊重を明確に求めるとともに、紛争地域および高リスク地域(CAHRA)からの鉱物を扱うサプライヤーに対して、鉱物の責任あるサプライチェーンのためのOECDデュー・ディリジェンス・ガイダンスの適用を義務付けている。一方で、新たな行動規範では、以前のグリーン調達ガイドラインにおいて義務とされていた、科学に基づく目標(SBT)の設定に関する必須要件が緩和された。
- 排出削減に関するサプライヤー・エンゲージメントで引き続き優良事例を示している。主要サプライヤー500社に対し、温室効果ガス排出削減目標をSBTiに提出し検証を受けることを求めており、そのうちの35%がすでに承認を受けている。
- 2024年9月以降、鋼材、アルミニウム、バッテリーを含む排出量の多い7つの材料分野のサプライヤーに対し、入札参加時に部品のカーボンフットプリントと削減提案の提出を義務付けている。
- バッテリーのリサイクルおよび脱炭素化の双方について2030年目標を設定している唯一の企業であり、2030年までに使用済みバッテリー由来のコバルト、リチウム、ニッケルの80%をリサイクル・再利用する目標と、バッテリーのカーボンフットプリントを最大35%削減する目標を掲げている。
- 低炭素型(低排出)のコバルト、ニッケル、リチウムについて、調達契約を締結している唯一の企業である。
- 特定された人権リスクに関する情報開示を拡充し、例えばサプライチェーン上のどこで発生したかを公表しているが、関連する原材料・階層・地域別に細分化した開示には至っていない。
- 責任ある鉱物イニシアチブ(RMI)と責任ある鉱業保証のためのイニシアチブ(IRMA)の双方に加盟しているものの、IRMAの監査やデュー・ディリジェンスの実施をめぐり、サプライヤーに直接働きかけていることを示す証拠は、いまだ開示していない。
- サプライヤーに対して「先住民族の権利に関する国連宣言(UNDRIP)」および「自由意思による、事前の、十分な情報に基づく同意(FPIC)」の尊重を明示的に求めており、採掘段階までを対象としたリスク評価の中で、FPICやその他の先住民族の権利に関するリスクを明示的に含めているわずか5社のうちの1社である。
スコア詳細
化石燃料を使用しない環境に配慮した持続可能なサプライチェーン
全般
鋼材
アルミニウム
バッテリー
年ごとに比較する
人権・責任ある調達
全般
移行鉱物
先住民の権利
労働者の権利
年ごとに比較する
私たちのビジョン
公正に
サプライチェーン全体にわたり、先住民、労働者、地域コミュニティの権利を尊重し、向上させながら製造される。
サステナブルに
サプライチェーン全体にわたり、環境の健全性と生物多様性を保護・回復すると同時に、効率的な資源利用およびリサイクル材料含有率の増加を通して一次資源の需要を削減しながら製造される。
化石燃料フリー
完全電動車として、化石燃料を使わないサプライチェーンによって製造される。