世界の自動車メーカーのEVサプライチ
ェーンに関する評価

今年で2年目を迎えたリード・ザ・チャージのスコアボードは、世界の主要自動車メーカー18社について、自社サプライチェーンからの温室効果ガスの排出を削減し、環境破壊、人権侵害を排除する取り組みを評価するものです。

2024年版のスコアボードの分析によると、特に化石燃料を使わない鋼材および人権デュー・ディリジェンスに関して、自動車産業全体に着実な進展が見られます。最も急速に進展しているのは米国の自動車メーカーであり、その先頭を行くのは、1年で順位が9位から3位に急上昇したテスラです。

しかし、この先に待ち受ける課題の規模と比較すると、自動車産業全体としての進展は勢いを欠きます。評価対象とした自動車メーカーの半数近くが、いまだに鋼材とアルミニウムに関して具体的な行動を取っていない上に、移行鉱物の責任ある調達、先住民族の権利、労働者の権利という、電気自動車（EV）への公正な移行において極めて重要な三要素に関する平均スコアもわずか2ポイントしか上昇していません。

主な評価結果をご覧いただき、世界の自動車メーカーを比較してください。