順位
11 of 18
比較
(11) in 2023
EV販売台数の割合(%)
7%*
総合スコア
Total Score
気候と環境
人権・責任ある調達
出典:EV-Volumes OEM Share tracker. 数値はすべて年間値です、2023年中に、中国、韓国、日本、米国、カナダにおける乗用車の販売を対象としたデータです。
スコアの概要
総合スコアがわずか13%の日産は2024年版のスコアボードの分析では、限定的な進捗にとどまっており、「気候と環境」、「人権」の両指標で低い結果となりました。自社のサプライチェーンにおける排出量と人権については一定の目標とコミットメントを掲げていますが、その実現に向けた具体的な行動は、ほとんど示していません。
主な評価結果
- 購入した物品・サービスのスコープ3排出量を開示しており、自社製品のライフサイクル全体でカーボンニュートラルを達成するという2050年目標を設定しているが、スコープ3の中間目標は設定していない。
- CO2排出量が比較的少ない鋼材とアルミニウムを神戸製鋼所から調達する新たな契約を締結した。しかしながら、鋼材については依然として石炭を使う高炉で生産されるため、他の自動車メーカーが締結しているグリーン鋼材の調達契約ほど意欲的ではないことに留意する必要がある。
- 自社のバッテリー・サプライチェーンによる気候と環境への影響に対処する取り組みについては、引き続きわずか4%のスコアにとどまっている。
- 人権、労働者の権利、移行鉱物の責任ある調達に関するコミットメントを示しているが、先住民族の権利に関するコミットメントはない。特に、移行鉱物と労働者の権利については、その実現に向けた具体策をほとんど開示していない。
- サプライチェーンの人権に関するグリーバンスメカニズム(苦情処理メカニズム)の計画を発表したが、いまだに実施されていない。
スコア詳細
化石燃料フリー・環境
リーダーボードでは、自動車メーカーの気候変動に関するロビー活動の方針と実行についてInfluenceMapが行った評価に照らし合わせて、このセクションでの自動車メーカーの総合スコアを調整する加重が用いられています。
人権・責任ある調達
私たちのビジョン
未来は、すべての自動車が次のような形で製造される自動車産業
公正に
サプライチェーン全体にわたり、先住民、労働者、地域コミュニティの権利を尊重し、向上させながら製造される。
サステナブルに
サプライチェーン全体にわたり、環境の健全性と生物多様性を保護・回復すると同時に、効率的な資源利用およびリサイクル材料含有率の増加を通して一次資源の需要を削減しながら製造される。
化石燃料フリー
完全電動車として、化石燃料を使わないサプライチェーンによって製造される。