順位
9 of 18
比較
(7) in 2023
EV販売台数の割合(%)
7%*
総合スコア
Total Score
気候と環境
人権・責任ある調達
出典:EV-Volumes OEM Share tracker. 数値はすべて年間値です、2023年中に、中国、韓国、日本、米国、カナダにおける乗用車の販売を対象としたデータです。
スコアの概要
ルノーは環境と人権の両指標で低い結果となりました。欧州の自動車メーカーの中で最下位となり、2024年版スコアボードでは大半の指標区分で改善がみられませんでした。特筆すべき例外は、化石燃料を使わず環境に配慮したサステナブルなバッテリーです。これは、バッテリーをリサイクルするクローズドループ・プロセスに関連した取り組みによるところが大きく、同社はこの区分で最も改善した自動車メーカーの一つとなっています。
主な評価結果
- 自社のサプライチェーンにおける2030年GHG排出削減目標を掲げており、鋼材、アルミニウム、バッテリーに重点を置くことを表明している。
- 2023年にはバッテリーに関する優れた進捗があった。これは、リサイクルされるバッテリー用鉱物の割合を高める目標を設定し、バッテリーのクローズドループ・リサイクルを専門に行う新会社を設立し、低炭素型(低排出)コバルトの購入契約を締結したためである。
- しかしながら、鋼材とアルミニウムのGHG排出削減目標については、ほとんど進展がみられない。低排出鋼や低排出アルミニウムの購入契約については開示しておらず、クリーンな鉄鋼・アルミニウムの需要促進に焦点を当てたマルチステークホルダー(複数の関係者による)・イニシアティブにも参加していない。
- 2023年には人権区分のいずれにおいても全く進捗がなかった。
- 移行鉱物の責任ある調達に関する取り組みが不十分なことや、先住民族の権利に関するスコアが0%であったことなどにより、人権の総合スコアは下がった。
スコア詳細
化石燃料フリー・環境
リーダーボードでは、自動車メーカーの気候変動に関するロビー活動の方針と実行についてInfluenceMapが行った評価に照らし合わせて、このセクションでの自動車メーカーの総合スコアを調整する加重が用いられています。
人権・責任ある調達
私たちのビジョン
未来は、すべての自動車が次のような形で製造される自動車産業
公正に
サプライチェーン全体にわたり、先住民、労働者、地域コミュニティの権利を尊重し、向上させながら製造される。
サステナブルに
サプライチェーン全体にわたり、環境の健全性と生物多様性を保護・回復すると同時に、効率的な資源利用およびリサイクル材料含有率の増加を通して一次資源の需要を削減しながら製造される。
化石燃料フリー
完全電動車として、化石燃料を使わないサプライチェーンによって製造される。